変形性膝関節症

09/11/20

整形外科疾患の中で、中年女性に多く見られるのが変形性膝関節症です。

これは加齢的変化で、半月板というクッションが磨り減ってきた事と太ももの筋力が落ちて膝の安定性が落ちてきた事が主に原因です。

日本人は和式生活が多いためO脚になり易いので、内側の半月板を傷めやすく痛みが内側にくる事が多くみられます。逆に西洋人は洋式生活のためX脚が多く痛みが外側にきます。最近の若い人は洋式生活になっているので、年を取れば外側タイプの関節症が増えると予想されます。

治療としては一番効果的なのが、膝関節の中にヒアルロン酸という潤滑剤を注入する方法です。膝を機械に例えれば油切れを解消するようなものです。1週間に1回注入し、これを5回行うのが1クール。
あとは定期的に月1回注入する維持療法をするか、痛みが取れなければ約2週間ほど空けて又1クール出来ます。予防法としては、生活方式の改善、正座を避ける事、体重の調節、太ももの筋力強化運動などで半月板の磨り減りの進行を抑える事が大切です。

 

斑鳩町医師会 勝井整形外科 勝井建彦